2017年03月01日
和室をつくるときには何のためつくるのかの目的をはっきりすることが大切です。つくるためにはスペースが必要ですし、畳などの費用やメンテナンスも必要です。せっかくつくった場合にはそのまま使わないともったいないためしっかりと目的を明確にします。つくるときに一番多い理由はリビングの一部として利用するだけでなく、客間として寝室代わりに利用します。宿泊を伴う来客が多い場合にはおすすめです。急な泊まりということになっても対応することができます。ただし、都市部では小さめな家を建てることが多く和室をつくると他の部屋の大きさや間取りなどに大きな影響を与えることになり、バランスの悪い間取りになってしまいます。LDKが窮屈なスペースになってしまうことがあるため注意が必要です。将来親と同居する予定なためつくる人もいます。
つくるときのコツはリビングに近い場所を避けるという点です。リビングに近い場合には将来同居した時にリビングの物音が気になる環境で生活しなければならないということになる可能性があるからです。同居するときには親の荷物もチェックしておくことも重要です。同居をはじめてから収納が足りなかったり、荷物が部屋に入りきらないということ場合もあります。あらかじめどれぐらい荷物があるかをチェックしておくことが大切です。子供が小さいときの遊び場として利用することもおすすめです。料理をしながら子供の様子をチェックするには便利ですし、遊び場として決まった場所を利用するため、リビングが散らかってしまうということを避けることができます。寝る時も小さいときには寝室としても使うと1階で用事をすべて終わらせることができます。
子供の教育としても畳が身近にあるということは役立つこともあります。家事としてのスペースとして利用することもできます。洗濯物を畳んだり、アイロンをかける場所としても利用することができます。畳が欲しいという人には畳コーナーがおすすめです。畳コーナーは4.5帖以下のスペースです。畳好きには畳コーナーでも十分楽しむことができますが、寝るスペースとしては手狭です。布団一枚のサイズよりも畳1帖よりも大きいサイズなため、畳コーナーにて布団を敷くとはみ出てしまうため布団は一枚しか敷けません。リビングの横にある和室や畳コーナーは1段床を高くすることが多く、1段分を引き出し収納にすることが多いです。1段上げるメリットはLDKとの目線の高さを揃える効果があります。LDKはダイニングテーブルの周りやソファに座ると床に座ったときよりも視線が高くなります。1段高くすると視線の高さが近くなってお互い何をしているかなどを確認することができます。また床を上げた分引き出し収納をつくることも可能です。1段上げたときのデメリットは段差でつまずく可能性があるという点です。小さい子供が落ちてしまったり、高齢になったときに不安がでてきます。また床を上げるため材料や手間が掛かるため費用がプラスされることになります。