2017年02月05日
高齢者がいてもまだ元気にやっているから大丈夫と手すりを付けたり、段差の解消などを後回しにすると、本当に必要になったときなどに身体的に経済的にも辛くなります。必要なものの設置と見直し箇所を確認し優先すべき箇所を確認し、費用は掛かりますが補助金や減税を活用することができるため、なるべく早めに行うことが大切です。
バリアフリーはまだ大丈夫と後回しにしないようにします。後でやるときにはムリに手すりを取り付けたり段差をなくしたりとデザイン性が損なってしまう場合もあります。
工事中には騒音や仮住まいの暮らしは年とともに身体にはつらいです。壁を動かしたり、床を剥がしたりと工事が大規模になる場合があるためフルリフォームをするときに一緒に行う方が経済的です。費用は幅広くあり敷居などちょっとした段差には室内用のラバースロープを自分で取り付ければ数千円しか掛かりません。
ところが廊下の幅を広げて車イスを通りやすくしたい、トイレの場所を動かしたい、ホームエレベーターなど大規模な場合には数千万円掛かってしまいます。どこから改修するかは業者に予算を伝えて優先する場所を相談します。
条件がありますが費用に補助金や減税を活用することができます。要介護・要支援者が自宅をバリアフリーにするリフォームをするときには介護保険を使うと工事費用の補助を受けることができます。
給付対象は手すりの取り付け、段差の解消、滑らない床材への切り替え、トイレを和式から洋式の切り替えです。小規模な場合には金額の上限がありますが介護保険を活用すると費用を抑えることができます。自分が要介護・要支援者でなくても50歳以上の場合や65歳以上の高齢者が同居している場合にも減税対象となります。
所得税から工事費用の上限がありますが控除され、条件があるため国税庁のホームページや業者に問い合わせします。
バリアフリーにリフォームするポイントがあります。定番の手すりの取り付けは、年を取ると足腰が弱くなり玄関や廊下、浴室、トイレには手すりが必要です。和室と洋室の境目や廊下の境目など段差も若い頃には気になりませんが年を重ねると躓きやすくなります。
DIYで段差を解消することもできますが、全体的に床の高さをフラットした方が過ごしやすく見た目もキレイになります。高齢者だけでなく子供やペットも転ぶ原因となる床材をフローリングからカーペットやコルクなどのやわらかな床材に替え、水まわりは車イスや介護者と2人で出入りできる開口と広めのスペースが必要です。
寒暖差も血圧上昇の原因になるため暖房の設置も検討します。高齢者のためにはトイレと寝室と浴室を動線結ぶことも重要となるため間取りの見直しが日必要になります。