はるかにお任せ♪和室のあれこれ

2017年12月10日

比較的簡単に張り替えることができます

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和室といえば和の雰囲気を大切にするところですが、障子紙は日焼けなどによって劣化していきます。そのため、破れていなくても定期的に張り替えをすることが大切です。まず一番初めに行うのが、古い和紙を剥がすことから始まります。

この部分を丁寧に行うことによって仕上がりに差が出るため、多少の時間がかかってもおろそかにしないことが必要です。ちなみに、ノリで貼り付けられていますが、水を付けることによって剥がれやすくなります。ついでに桟なども一緒に洗っておくとこともポイントとなります。

もちろん、取れにくい部分もあるため、へらなどを使って削り取ることででこぼこにならなくて済みます。そして、一日ほど風に当てて乾燥させます。その後、実際に貼るのですが紙の種類を選びます。最近は、和紙でもいろいろなデザインのものがあり、雰囲気に合わせて選べるようになっています。例えば、桜やススキなどが描かれたものは風情があって人気があります。それに加えて、破れにくいタイプやプラスチック製などもあります。そのため、デザインを含め使い勝手などを比較しながら選ぶことがポイントです。そして、実際に貼るときには木枠にノリを塗っていきますが、満遍なく塗り垂れないようにすることが大切です。もちろん、慣れていないとつけすぎたりしますが、その時にも慌てずにふき取れば大丈夫です。そして、ロール状になっている障子紙を張るのですが、不要な部分は後で切り取ることができるため余白ができるように貼っていきます。貼るときのポイントとしては、しわにならないように慎重に貼る人がいますが、実はロールを転がしていくだけできれいに貼ることができます。ちなみに、貼った後はノリの跡が見えていれば満遍なく張り付いているという証拠になります。その後、しっかりと貼り付くように抑えて仕上げていきます。その後、余分な部分を定規とカッターを使ってカットすれば完成です。ちなみに、最近はノリを付けなくてもアイロンを当てることで貼り付くタイプもあり便利です。どのタイプも初めは難しいと感じますが、一回やってみると以外にも簡単に張り替えることができます。